7月
13

駅チカ神話の崩壊?

posted by 熱血ドライバー:中野 克彦

地下鉄の駅を出ると、A4のクリップボードを片手に近づいてくるオレンジのシャツを着た営業マン。あなたもこんな経験ありますよね。

この営業マンたちの頑張っている姿を見ているうちに、『コロナ後の不動産“駅チカ神話”崩壊しタワマン暴落?』という記事が頭をよぎりました。

 新型コロナの影響で普及したテレワーク。緊急事態宣言の解除後も在宅勤務を続ける企業は多く、働く側もこの動きにはおおむね賛同しているようです。それを裏付けるように、生産性の研究をしている調査機関が20才以上の社会人約1100人を対象にアンケートを行った結果、6割以上が「終息後も引き続きテレワーク中心に働きたい」と回答し、「オフィスだけで働きたい」という人は1割にも満たなかったそうで、そうした流れを受け、企業そのものも影響を受けているようです。

また私の好きな経済アナリストの森永卓郎さんも同じようなことを仰っています。

「在宅でのテレワークでも問題なく業務ができると証明された以上、賃料が高い都心のオフィスは消える運命にある。“3密”を避けるために客席を半分程度に減らす必要があるため、都心のレストランも存続できなくなるところが多いでしょう」

 つまり都心に出勤する人が減ればランチの定番だったレストランや定食店、立ち食いそば屋、居酒屋などオフィス街になくてはならなかった商業施設も店じまいの憂き目に遭い、都心部はますます過疎化することになる可能性があると言うのです。オフィスや住宅街を熱心に訪ね歩いていた営業マンもオンラインへと移行を余儀なくされるのです。

でも厳しい話ばかりではないようで、「転勤や単身赴任は大幅に減る。また、女性営業職は、これまでは夜間や男性単身者の家への戸別訪問に安全面で不安がありましたが、オンラインでの営業が主流になれば、活躍の幅が広がります。」このように歓迎すべき変革もあると言うのです。

 いずれにしても都心に職場がなくなれば近くに住むメリットが失われ、不動産価格が変わり、住まい選びの基準が覆るはずです。

その点について前述の森永さんによれば、「都心で“駅チカ”“駅直結”はその利便性からどれも高級物件の代名詞でしたが、今後は一気に暴落するはず。特に危ぶまれるのがタワーマンションだ。」というのです。

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  では、人気を集めるのはどんな物件なのか。このヒントを「おひとりさま」や「草食系男子」などの新語を世に広めた牛窪恵さんの論評から見つけました。

彼女によると、「これからの不動産は、テレワークに適した小部屋つき物件が当たり前になる。リモート会議ができるよう遮音性に優れ、画面に映り込んでもいいように、おしゃれな壁紙に人気が出るでしょう。もちろん内見はVR。ゴーグルを装着することで360度の立体映像を見ることができるVR技術なら、わざわざ出向かなくても、そこにいるかのような体験ができる。すでに賃貸住宅の内見や自動車の試乗に取り入れられており、実物を見ずに契約に踏み切る人が増えている。」と言っています。

さらに「その傾向は婚活にまで波及。直接会ったことのない人とオンライン交際するカップルも出てきています。一度も直接会わないままプロポーズに至る“リモート婚”が増えるかもしれません」とも仰っていました。

自宅に居ながらデートを重ねることで、「素の自分が出せる」という意外な効果があるというのは何とも皮肉な話ですね。

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